箱根町の塔之沢発電所と関連施設が9月28日、公益社団法人土木学会選奨土木遺産に認定された。町内では箱根地区国道1号施設群(旭橋、函嶺洞門、千歳橋)、箱根登山鉄道、荻窪用水と関連施設(早川取水堤、山崎発電所)に次いで4例目となる。
塔之沢発電所と関連施設は1909年に建設され、現在稼働している発電所の中では県内で最も古い。宮ノ下の早川取水堰堤から3・2Kmの導水路が発電所の上部に伸びており、水圧鉄管路は全長535m、落差214・29m。出力は建設当時3300kw(現在は3800kw)で、国産鉄塔により横浜までの遠距離特別送電を日本で初めて実現した。また、建設以来112年におよび旅館やホテル、鉄道などに電気を供給。「当時最新の発電設備や国産技術を多用するなど明治期における水力発電の基礎を作り、箱根の観光を支えてきた貴重な土木遺産」として認定された。
箱根町ではすでに廃止された湯本発電所などで、国内でも早い時期から中小水力発電が行われていた。認定を受け、一般社団法人湘南建設業協会では「自然再生可能エネルギーの代表でもある中小水力発電の功績を後世に伝えていきたい」としている。
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