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公開日:2022.01.01

老舗が切り拓く「そば粉の可能性」
久津間製粉 株式会社

  • 老舗が切り拓く「そば粉の可能性」 (写真1)

  • 老舗が切り拓く「そば粉の可能性」 (写真2)

 日本を代表する伝統食材として、海外では健康志向から注目を集める「そば」。麺から欧米料理、スイーツまで発想も自由な食材だ。来年創業120年を迎える久津間製粉(株)=本社・小田原市久野=には、伝統と向き合う老舗ならではの「製麺試作研究室」が置かれている。

 同社工場の2階に併設された2部屋の開発研究拠点では、毎年届く新そばの品質チェックを欠かさない。ロール麺機と手打ち風麺機、そして手打ちで製麺し、加水率や配合率など、最適とされる情報をその年のガイドラインとして卸先に提供している。

 「昨年でいうと北海道では雨不足により新そば出荷が1カ月以上遅れたりと、生育状況は毎年異なる。その年の特徴などを適切に伝える事もメーカーとしての責任」と久津間裕行社長は語る。

 研究室では他にもピザやガレット等、創作メニューの試作や提案も積極的に行う同社。「オーブンを導入しなくても気軽に提供できるように」(久津間社長)と、昨年は合羽橋の道具店と共同で専用フライパンを開発するほどの徹底ぶり。

 その背景にあるのは『そば粉の持つさまざまな可能性にチャレンジする』という企業精神だ。国内では日本そば店の減少といった深刻な問題はあるが、その一方でインターネットでの販売量が増加、海外では低脂肪で高たんぱくの食材として注目が集まるなど、これらが新たな市場となりつつある。

 「もちろんそば粉の主要な用途は伝統のそば切りに変わりはない。ただ時代の変化に即応しながら日本が誇る食材の魅力を世界に向け発信し続けたい」(久津間社長)。

 119年目の老舗として歩みは止まらない。

久津間製粉株式会社

小田原市久野2358

TEL:0120-34-1157

https://sobako-kutsuma.com/

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