小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2022年2月12日
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小田原市は1月28日に開かれた市教育委員会定例会で、2022年3月末で市立前羽幼稚園(越川知香子園長)を休園すると議決、決定した。
市立幼稚園6園は、少子化や保育所ニーズの高まりから園児数が減少しており、市は昨年10月に「市立幼稚園の園児数減少への対応指針」を施行。今回、次年度の前羽幼稚園の入園希望者が1名で、指針で定めた園児数の最低基準(1学年15人、総園児数30人)を下回ったことから休園を決めた。
1952年に開園した同園は約70年にわたり小規模園ならではの指導を行ってきた。今年度は定員70人に対し園児数10人にとどまる。越川園長は「園ではこれまで2082人の卒園生を送ってきた。寂しい思いがあるが、残りの日々を楽しく過ごし送り出したい」と話した。在園生と入園希望者は、近隣の幼稚園に転園、入園するという。
市は同園のある橘地域に民間保育園所がないことから、市立こども園の設立準備を進めている。
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