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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2022.04.16

小田原市、「女活」を応援
認定制度・セミナーなど展開

  • 小田原Lエールの認定企業を紹介した冊子を持つ若林さんと町山さん(右)。冊子は市ホームページでも閲覧可能

  • 働く女性が集合した交流会(2022年2月/おだわらイノベーションラボ)

 事業主に女性が活躍できる行動計画を策定・公表することを義務付けた「女性活躍推進法」(女活法)。2019年の法改正により、今年4月からそれまでの「労働者301人以上」から「101人以上」の事業主に対象が拡大された。

 小田原市人権・男女共同参画課では、地域の実情に合わせ「100人に満たない地域の企業でも、身近に女性活躍推進に取り組んで欲しい」と独自の認定制度やセミナー、交流会などを企画し、活性化に取り組んでいる。

 20年度に創設された「小田原Lエール」(小田原市女性活躍推進優良企業認定制度)は、女性の活躍推進に積極的に取り組む市内企業を、意識・職場風土の醸成など内容に応じゴールド、シルバー、ブロンズの3段階で認定する制度で、これまでに53社を認定。認定企業を市のホームページなどで紹介し、今年3月には冊子も制作。制度の認知向上に取り組んでいる。22年度は7月から新規と更新の申請を受け付ける予定だ。

働く女性学ぶ場に

 キャリアアップを目指す女性などを対象にしたセルフリーダーシップを学ぶセミナーや元日経ウーマンの女性編集長を招いた管理職向け講演会など、働く女性一人ひとりを応援する取り組みにも力を入れる。参加者からは「挑戦してみようと勇気がわいた」など感想が寄せられている。また、おだわらSDGsパートナーや市が専用デスクを設置する東京都渋谷区のワークスペース「We Work」の入居企業とコラボした交流会も企画。女性のためのキャリア相談にも応じるなど、「働く女性の本音」にも耳を傾ける。

 事業に携わる同課の町山薫さんと若林里恵さんは「身近に参考になる取り組みがあることを知り、取り入れていって欲しい。交流の場も増やしていきたい」と話した。

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