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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2023.04.08

タウンレポート
竹林整備の幼竹でメンマ
市民有志ら常設販売へ

  • 風祭に集まったチームのメンバー(一部)

    風祭に集まったチームのメンバー(一部)

  • 出品したメンマ(左)と間伐の風景

    出品したメンマ(左)と間伐の風景

 放置竹林が周囲の環境に影響を及ぼす「竹害」。問題の改善に向け小田原で2021年、地元住民ら約20人が立ち上がり活動を継続している。チーム名はミュージカル映画「Mamma(マンマ) Mia(ミーア)!」に語呂を合わせた「Team MAM MA (マンマ)MemmA(メンマ)」。

竹との共存

 竹に成長する前の2mに満たない幼竹をメンマに加工するプロジェクトで、メンバーらは昨冬、拠点としている市内風祭の竹林で、タケノコの発生を促すために古い竹の間伐を行った。ただし、全て切ると竹が生えなくなり、土砂崩れの危険性が増すため、適度に残すことが大切だという。同プロジェクトの福田ひろみさんは「ただ害として切るのではなく、共存の道を探すことがテーマ」と話す。

メンマづくり

 春には収穫、そしてメンマづくりが始まる。現在国内で流通しているメンマのほとんどは中国の「麻竹」を塩漬け発酵させて作られているが、風祭の竹は「真竹」と「孟宗竹」で種類が違う。素材や環境が異なるため同プロジェクトでは、「発酵させることにこだわらないレシピ」でメンマを作っている。フレンチ風や甘辛味、曽我の梅を使うなど味付けを工夫したメンマ3種類を考案し、製造と販売の許可を昨年取得。同11月に市内で開催された農業イベントで初出品し、商品は完売した。1月には環境省の目にとまり、政務官室に試食品を届けるなど、市内外で注目を集めている。「どこで買えるの」と問い合わせも増えているが、現在はイベント等で販売するのみ。今年中の常設販売を目指している。

 同プロジェクトには、竹林の所有者や子育て中の女性、料理人など様々な背景を持つ市民が参加するほか、最近は横浜や熱海の住民、移住者もメンバーに加わった。賛同者を巻き込み、新たなアイデアを取り入れて試行錯誤を繰り返している。福田さんは「竹の活用は広がりがある。メンマ以外にもクラフトや竹炭パウダーなど、いろいろな挑戦ができたら」としている。

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