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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2023.04.22

黒ひげキャラもマスクなしに
市内看板「トウテツ君」

 小田原市内の道路看板で見かける作業員らしきキャラクターが、いつの頃からかマスクを着用していた。何となく気になっていたあのキャラが最近マスクを外した姿に戻ったので、看板の主に話を聞いてみた。

 広告看板は市内酒匂に事務所を構える鉄筋施工、加工などを請け負う専門会社(株)トウテツ(齋藤告(つげる)代表)のもの。2014年から設置を始め、現在は国道1号酒匂や国道255号西大友など4カ所に掲出されている。

 「HPを作った時に文字だけじゃ寂しいから、当時高校生だった娘に描いてもらったのがあのキャラなんです。いつの間にか『トウテツ君』と呼び始め、名前が付きました」と話してくれたのは齋藤代表の妻で取締役の和惠さん。「看板は求人募集を伝えるものですが、トウテツ君の方が目立っていて…。今では『あのキャラの会社』という風に順序が逆になっています」と苦笑い。

 そんなトウテツ君が告代表の発案でマスクをしたのは20年。新型コロナの影響で現場仕事も急減した時期。社会の閉塞感に少しのユーモアとマスクに「いま、出来ること…」の一言を込めた。

 3月中旬からマスクを外したトウテツ君。告代表は「テーマがあったわけでなく、ひょんなことから生まれたキャラですが、何となく自分に似てるとも言われることもあり可愛い存在になっています」と話す。

 今や社名よりもトウテツ君の認知が進む状況を逆手に取り?作業員のTシャツやLINEスタンプも登場させている同社。次なる仕掛けはあるのか聞くと告代表は「乞うご期待ということで」と笑った。

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