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小田原・箱根・湯河原・真鶴 政治

公開日:2023.04.29

小田原市議選
現職19人 新人8人当選
前回に続き小谷氏トップ

  • 連続トップ当選を祝う支援者と小谷氏(後列中央)

  • 当選を喜ぶ大川氏(中央)

 任期満了に伴う小田原市議会議員選挙が4月23日に行われた。定数27に対し39人が立候補した激戦は同日開票され、現職19人と新人8人が当選を果たした。投票率は40・60%で4年前の前回(42・13%)を1・52ポイント下回り、過去最低を更新した。

女性市議10人に

 今回の市議選では現職のうち、前回から票を上積みできたのは3人に留まった。多数の立候補者が議席を争う選挙の難しさや新人候補が勢いをみせた結果となった。

 また女性市議は改選前の6人から一気に10人に。現職は立候補した5人が全員当選する中、新人は8人中5人が議席を獲得。女性の政治参加を呼び掛ける県議の佐々木奈保美氏が応援した女性候補4人のうち3人が当選した。

 最多当選回数は加藤仁司氏(61)の8回で、最年長は杉山三郎氏の75歳、最年少は新人の稲永朝美氏の34歳となった。

喜びと責任

 前回新人でトップ当選した小谷英次郎氏(42)が2回連続で最多得票。唯一の3千票超えとなる3128票を獲得した。「この4年間、行政監視を徹底してやり切った。混乱の時代の中で、市も市議会も過渡期にあると思う。改革のためには自分の票を削ってでも議会内に仲間を増やさなければならなかった」と選挙戦を振り返った。市議選の当選は「喜びではなく通過点でしかない。ここからが本番。責任世代として、次の世代につけを回さないよう小田原のまちを背負っていく」と抱負を語った。

 新人トップは大川晋作氏(55)。初挑戦の4年前は涙をのんだが、日本維新の会の公認を受け、2571票を獲得。全体でも3位に入った。「支援者の力で4年間、地盤づくりができた。『前に進める政治を』と訴える中で、小田原を変えてほしいという声を多く聞いた。頂いた力を返していく重責を感じるが、公約に基づいた真っ直ぐなスピリットで活動したい」と思いを述べた。

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