戻る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 トップニュース文化

公開日:2023.07.22

真鶴町貴船まつり
「継続のため」日程変更
ことしは7月28日・29日

  • 改修後、初の水浮けとなる小早船(7月14日撮影)

 国の重要無形民俗文化財にも指定され、日本三大船祭りにも数えられる、真鶴町の「貴船まつり」が7月28日(金)、29日(土)に行われる。従来の日程から「7月最終土曜日及び、その前日」に変更されて初の開催となり、町内ではその準備が佳境となっている。

 「貴船まつり」は、貴船神社の例大祭で、華やかな花飾りや吹き流しで飾られた小早船と神輿船などが櫂伝馬に曳かれて海上渡御を行う船祭り。その起源は古く、神社の創建当初より、漁船や運送船の大漁や安全を祈って行われていた「船祈祷」を始まりとし、現在の形になってから300年以上の歴史を持つ。

 これまで7月27日、28日に開催されてきたが、土日に当たれば2万人以上の観光客があるが、平日になると6千人と激減することに加え、運営に携わる人員確保も難しく課題となっていた。「神事だから変えられない」と葛藤する中、2017年を最後に2年連続で台風に見舞われ、さらにコロナ禍で開催できない年が続いた。危機感を抱いた貴船まつり推進本部をはじめ、保存会など関係団体で会議を重ね、昨年5月、日程変更を決断した。

 貴船神社の平井義行宮司は「神社に保存されていた文献などを遡り、現在の日程は戦後になってからということがわかった。神社庁にも問い合わせ、日程を変更しても問題ないことを確認した」と話す。

移住者が担い手に

 高齢化により、まつりの担い手不足も深刻な問題となっていたが、コロナ禍が逆に追い風となった。豊かな自然や魅⼒的な生活⾵景が多く残されている真鶴町への移住者が増加し、「伝統のまつりに関わりたい」と神輿の担ぎ手、船の曳き手などに名乗りを上げているという。小早船の花飾りの準備に参加した女性は2年前に夫婦で移住、「初めてのまつりが楽しみ」と話していた。また、14人いる推進本部メンバーもその半数が移住者だ。本部長を務める大石和紘さんは「新しい住民の参加により、活気が出ている。後は天気を祈るのみ」と本番への期待を込める。今年の海上行事は6年ぶりとなる「東西小早船の水浮け」までを予定している。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 トップニュースの新着記事

小田原・箱根・湯河原・真鶴 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS