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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2023.08.12

監督として、少年ソフト「小田原ハリケーン」を36年ぶりの県優勝に導いた
吉竹 敏さん
御殿場市在住 51歳

  • 吉竹 敏さん (写真1)

根性は一歩を踏み出す勇気

 ○…小田原ハリケーンの監督就任から10年目の今年、36年ぶりの県制覇。成長を目指す子どもに根性論ではなく、一人ひとりの能力や性格に合わせた具体的な指導を心掛けて来た。自身が子どものときの野球の指導は「スポ根漫画『巨人の星』の世界。もう二度とやるか」と思っていた。縁あって指導に携わるようになり、子どもの強くなりたい純粋な気持ちを結果につなげられるようチーム作りを行った。

 ○…小田原に負けず劣らずソフトボールが盛んな福岡県北九州市で生まれた。小3でソフトを始め、中学で野球に転向。野球の特待生で高校進学するほど打ち込んだ。「『巨人の星』に登場する星一徹ばりの父からもらった言葉が『根性・努力・忍耐』だった」

 ○…福岡を本拠地としていた西鉄ライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)に熱狂していた子どもの頃「この会社に入りたいな」と思うようになり、高校卒業後は西武グループの箱根プリンスに就職。箱根エリアのゴルフ場やホテルなどで今まで働いてきた。仕事が休みの土日はソフトボールの監督に。自分のことを後回しにしてきた中で、50歳を手前に「このままでいいのかな」と将来のことが気にかかったという。職場の3つ下の同僚と仲良くなり結婚。今では、試合に勝って祝杯をあげるより、家での時間や愛犬の「金太郎」との夜の散歩を選んでいる。

 ○…「新しい子が入ってくるとそこに対しても感情が生まれちゃう」。初めの頃は「この世代まで見よう」と監督の退き時を決めていたが、今では「いけるとこまでいこう」と腹をくくり子どもと向き合う。具体的な指導をした上でそれをやり抜くのは選手自身。「根性とはあと一歩を踏み出す勇気。大人になって言葉の意味が分かった」

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