小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2026.05.02
4月から真鶴町の教育長に就任した 岩瀬 直樹さん 真鶴町真鶴在住 55歳
「子どもが作り手」の教育実践
○…小中一貫の義務教育学校開校を2030年に控える真鶴町で、教育行政の責任者として子どもたちの健やかな学びに寄り添う。「学校は25年後の社会」と言い、「25年後がどんな社会であってほしいかを子どもたちが全力で考えることで、大人になった時に『真鶴をこんな町にしたい』というエネルギーになるんじゃないか」と穏やかな表情で語る。
○…北海道生まれ。東京学芸大学で教育学を学びながら、小中学生向けのキャンプボランティアに没頭した。最初は不安げだった子どもたちが自ら動き出し、学年の垣根を越えて助け合う姿から学んだのは「子どもこそが作り手である」という教育信条。卒業後は埼玉県の小学校で教員としての道を歩み、子どもが主役となる教育の実践に情熱を注いだ。
○…初めて担任したクラスでは「どうやってうまくやるかばかり考えて、息継ぎをせずにクロールしているようだった」。一度現場を離れて母校の大学院で学び直し、復職後はワークショップやファシリテーションといった手法を取り入れた授業に挑戦。「キャンプで見てきた子どもたちと同じ姿が、教室でも見えてきた」と、一度はぶれかけた信条を再び貫くと決めた。
○…3歳から15歳までが混ざり合って学ぶ軽井沢風越学園の創設にも携わり、独自の教育方針が注目を集めた。学園を去る際に生徒から送られたのは「風越での理想を真鶴に持っていったらだめだよ。皆の理想を持ち寄って、もう一回つくるといいよ」という言葉。「この町にはこの町の人たちの思いがある。住民や先生と対話し、子どもたちが学校づくりに参画して民主主義を経験できる機会にしたい」。真鶴の地で、異年齢教育に向けた第二の船出に臨む。
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