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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2026.03.21

25回目となるカリグラフィー作品展を生徒らと開催している
井上 代峰子(よねこ)さん
小田原市栄町在住 73歳

  • 井上 代峰子(よねこ)さん (写真1)

美しい一筆、生涯現役で

 ○…西洋文字をデザインするカリグラフィーの魅力を伝えて四半世紀。ダイナシティで3月22日まで行われている作品展は25回目を迎えた。個人教室などの活動がここまで続くのは全国的にも珍しいが、奥深さと魅力を伝えようとの思いと向き合い続ける。会場には共に歩んできた教え子の作品も並び「続けられたのは生徒のおかげ」と感謝の思いを笑顔で語る。

 ○…小田原で生まれ育ち、かつては製図の仕事で図面に正確な線描や文字を書き込んできた。専業主婦を経て、今までの経験を基にデザインと文字を組み合わせた表現を模索していた時に一冊の書籍に出合い、カリグラフィーの存在を知った。40代に入り、一日も早く技術を習得しようと都内の教室へ通い詰めた。「土曜は午前・午後、平日にも受講したから、通常の3倍の速さで学んでいきました」と当時の情熱を懐かしむ。45歳で個人教室を立ち上げ、地元での認知を広めてきた。

 ○…20年以上通っている小田原アリーナのジムではスタッフに掛け合い、施設の壁面に季節の言葉を飾らせてもらうなど、仕事以外でも美しい文字が誰かの目に触れる機会を大切にしている。洋裁歴も20年以上、「今着ている服も、コートだって自分で作っています」。カリグラフィーも日々の暮らしも、身の回りのあらゆるものに美意識を宿らせ、創作することがライフワークだ。

 ○…「いくつになっても学びたいと思わせてくれるのがカリグラフィーの魅力」。シカゴでの講習会に積極的に参加し、技術を吸収しようとする意欲は今も変わらない。「この文字を待っている人や魅力に気付いてくれる人がいるはず。だから1日も休んじゃいけない」。「生涯現役」をモットーに、今日も高みを目指してペンを走らせる。

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