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公開日:2026.05.16
畑宿寄木会館 寄せ木の魅力、発信力強化 職人ら運営参画、HP開設も
箱根寄せ木細工発祥の地の畑宿で、伝統工芸の魅力を紹介する「畑宿寄木会館」(畑宿103)の運営に若手職人や移住者らが奮闘している。今年度から運営の指定管理を担う団体に名を連ね、館内リニューアルやホームページの開設をはじめ、制作体験を広くPRするなど発信力を強化。外国人旅行者や小中学生といった新たな客層を取り込もうと知恵を絞る。
今年4月から同会館を運営するのは、畑宿自治会や小田原箱根伝統寄木協同組合などでつくる「畑宿寄木会館プロジェクト」。中心メンバーとして、畑宿の老舗工房「浜松屋」の8代目・石川裕貴さん(42)、15年ほど前に店を構えた「るちゑ」の清水勇太さん(46)らが加わり、職人視点を取り入れながら伝統工芸の魅力発信を模索する。
館内はこれまでのレイアウトを一新し、展示や体験、物販スペースを分けて見学しやすくした。リニューアル前は片隅に置かれていた木材を薄く削る木工道具も展示物として活用し、往時の制作風景を感じてもらう。
寄せ木体験の申し込み好調
数年前に移住した清水洋平さん(49)は、ホームページの開設や英語の説明を併記した販売ポップをデザインして情報発信に磨きをかける。子どもたちにも寄せ木への関心を深めてもらおうと、人気の寄せ木コースター作り体験をPRするパンフレットを県内外の小学校に発送したといい、「昨年度の4〜6月と比べて1・5倍近いペースで申し込みが入っている」と手ごたえを感じている。
5月11日には湯本小学校の3年生が会館を訪れ、箸置きの制作体験や寄せ木細工に関する学習を通して地元の伝統工芸にふれた。講師を務めた石川さんは「自然な木の色だけで作る温かみのある風合いと模様の精密さが魅力」と話し、児童との交流を楽しんだ。
ピーク時には100人以上いた職人は、箱根と小田原を合わせて30人程に減少しているという。勇太さんは「この先を担う世代として、寄木の技術を伝えていくのも大切な役割。来館者や子どもたちの中から、5年後、10年後に寄せ木をやりたいという人が出てきてくれたらうれしい」と期待する。石川さんも「寄せ木を知る最初の入り口として立ち寄ってもらい、見学や体験を楽しんでほしい」と話した。
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