創立40周年を迎えた南足柄市美術協会(湯川喜久雄会長)が、10月に同市文化会館で開催した市美術展で、足柄高校3年生の高橋麻衣さん(18)の作品が南足柄市長賞に選ばれた。同賞を高校生が受賞するのは、今回が初めて。
同展では、市内の高校生から一般まで51人による52作品が展示された。高橋さんの作品「映射」は、ケトルや瓶に光が当たり、反射や映り込みが起きている様子を写実的に描いたもの。高校の文化祭に出展した作品で、高橋さんは「質感を考えながら丹念に描き込んでいき、3日ほどで仕上げた」と制作工程を振り返る。会場に行くまで受賞したことを知らなかったため「一緒に見に行った母と作品の前で驚き、笑い合いました」と、その時の様子を語る。
幼い頃から絵を描くことが好きだったという高橋さんは、中学で絵画部に所属。絵画や美術史の面白さにのめり込んだ。好きな画家にカラヴァッジョやマグリットなどを挙げる。高校では美術部で本格的に油絵の勉強をスタートし、部長も務めた。今回の美術展で努力賞を受賞した同級生の井川菜々実さんも部員の一人だ。
現在は、美大を目指して勉強中。「将来はまだ分からないけれど、様々に作品を描き進めながら、自分の方向性を探っていきたい」と話している。
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