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宮前区 意見広告

公開日:2026.03.27

市政報告
中学校に「図書館司書」の常勤配置を
〜義務教育で学習環境の遅れは見逃せない〜みらい川崎市議会議員団 おだ かつひさ

  • 中学校に「図書館司書」の常勤配置を (写真1)

 この4月から始まる「次期教育プラン実施計画」の4年間で、すべての中学校に図書館司書が配置される方針がやっと示されました。

 学校図書館機能に必要とされる「読書センター機能」「学習センター機能」に加えて、GIGAスクールに対応するなど、「情報センター機能」としての重要性が大きく指摘されています。

 氾濫する情報を的確に認知し、判断できる能力を、授業と連動しながら体得する学習の場として重要性が増しているのが学校図書館です。

 そして蔵書の管理、図書の貸し出しをはじめ、司書教諭らと連携しながら、児童生徒に必要な図書の準備や紹介など、学校図書館を活用した授業の支援を行うのが「学校司書」の役割なのです。

「不在」格差は深刻 

 横浜市ではすでに小・中学校ごとに専任、常勤に近い形で学校図書館司書が配置されています。

 しかし川崎市の小学校では、一人あたり週に3〜4回、18時間までの勤務による「任用職員」(非常勤職員)として、本年度に全校配置されたばかりです。

 中学校および特別支援学校では現在、18人の有資格の総括学校司書が、担当小学校を含めて巡回による対応をしています。週に2日、13時間までの勤務との制約があるので、せいぜい月に1回程度の訪問しかできません。学校司書なしでは、図書館を活用した学習課題への対応は不十分なのが実態です。

陳情審査で方向修正 

 長年にわたり「常勤での学校司書の配置を」と教育委員会に働きかけてきた市民団体から、市内全中学校、特別支援学校に司書の配置を次期教育プランに明記を求める陳情が出され、このたび審査を行いました。

 当初、教育委員会は「次期プラン策定作業の中で、記載の可否等を調整する」との態度でした。しかし10年前の請願・陳情審査の際に当時の教育長が「すべての中学校に総括司書を入れる」との発言があったことを引き合いに、「次期プランで全校配置」へと対応の修正を実現させることができました。

司書の役割は拡大

 新年度予算では7名分の中学校司書経費が計上されました。しかし、教育委員会の試算では、中学校52校、特別支援学校4校全体に司書を配置しても、必要経費はわずかに3千万円程度なのです。

 不登校や朝のこどもの居場所などに、学校図書館活用への新たな期待があります。常勤での司書の役割は増すばかりです。これからも配置の加速化を強く要望していきます。

織田勝久

川崎市宮前区有馬6-6-1 五十嵐ハイツ102号

https://www.odakatsu.com

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