山北町 「門入道(かどにゅうどう)」が特産品に やまなみグッズに認定
山北町三保地区のへろくり倶楽部(佐藤直美代表、14人)が手がけている『西丹沢門入道グッズ』が、このほど「かながわのやまなみグッズ」に認定された。
へろくり倶楽部は同地区のお嫁さんがメンバーの地域づくりを推進する会。地域に古くから伝わる魔よけの人形「門入道」が、時代とともに姿を消してしまうのを残念に思い、門入道を復活させようと活動し商品化にも取り組んでいる。今回特産品に選ばれたのは、ストラップやミニチュアなどで、材料は三保地区内で生育しているウルシ科のヌルデ。ヌルデの別名が勝の木と呼ばれることから、商品は受験合格祈願などでも人気が出ているという。
佐藤さんは「審査を経て認定されることができ嬉しい。地域の宝物を掘り起こせたのでは。これからも活動を持続させ、継承していきたい」と話している。門入道グッズは丹沢湖記念館などで販売されている。
へろくり倶楽部の前身は3年前に発足した「鬼嫁へろくり倶楽部」。同会は今年4月に鬼嫁倶楽部とへろくり倶楽部の2つに分かれた。「へろくり」は、地元の人が使う言葉で「こまごました仕事」といった意味。
やまなみグッズ…県民の生活を支える水がめ(5つのダム湖)をやまなみ五湖(相模湖、津久井湖、奥相模湖、丹沢湖、宮ヶ瀬湖)と呼び、県と湖のある4市町村では水源地域の理解を深めてもらおうと特産品「やまなみグッズ」の流通促進を行っている。
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