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公開日:2026.05.16
神奈川県足柄上郡大井町 認定こども園計画変更へ 安全性の確保などのため開園1年延期 大井第二幼稚園と大井幼稚園が2年間園舎共有
大井町はこのほど、公立認定こども園の建設計画について当初の整備方針を大幅に見直すことを発表した。現園舎で運営を続けながら隣接地に建設する手法から、すべてを取り壊した後に新築する方針へと転換する。
町は大井保育園と大井第二幼稚園を統合し認定こども園への移行を計画している。2027年度から第二幼稚園南側の多目的広場で整備を始め、28年4月からの開園を目指していたが、29年4月に延期となった。
当初の計画では、在園児の負担軽減や園生活の継続を重視。現在の園舎で運営を続けながら敷地南側の広場に新園舎を建設する予定だった。
しかし園職員らと検討を重ねた結果、必要な園舎規模が拡大。工事エリアが子どもたちの生活空間に近くなりすぎる、解体・建設の工程が複雑化し工事が長期化するといった課題が明らかになった。町は年明けから議論を重ね計画の見直しに至った。
新しい園舎は、約5500平方メートルの敷地全体を活用して建設される。町は今後、26年度に詳細設計を行い、27年度に着工予定だ。
2年間園舎共有
計画変更により、27年度から28年度の2年間は、大井第二幼稚園の園児は現在の「大井幼稚園」へ移動して園生活を送ることになる。
開園延期に伴う「環境の変化」に不安の声も上がっている。現園舎が27年度から解体されるため、大井第二幼稚園の在園児は卒園を待たずに大井幼稚園へ移動することになる。これに対し一部の保護者から、「第二幼稚園の園舎で卒園させたい」とする要望書も町に提出されている。
特に、今年3月に閉園に伴い相和幼稚園から今年度に同園へ転園してきた園児にとっては、3年間のうちに2度環境が変わることになる。町は3月に保護者との意見交換会を実施。待機児童対策として早期着工の必要性などを説明し、理解を求めている。
大井幼稚園は、現在の園児と大井第二幼稚園児を合わせても十分な収容能力があるという。町は、園児や教諭との関係性を維持しつつ、園の独立性を保ちながら過ごせる環境づくりに努める考えだ。
町担当者は「方針変更により在園児や保護者にご迷惑をおかけするが、待機児童問題の解消に向け、安全でより良い保育環境を早急に整えたい」と話した。
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