松田町商工青年会の会長を務める 杉山 道康さん 松田町在住 37歳
地域のために尽くしたい
○…今年は新型コロナの影響で苦境に立つ町内の飲食店を後押ししようと、弁当宅配事業「職場deごはん」を企画し、地元を後押し。「この町を何とかしたい」という一心でメンバーと協力し、時には自らも企業や個人宅に宅配した。先日は地元のボランティア団体が行う西平畑公園の清掃活動にも有志で参加するなど、商工青年会の会長として地元愛は人一倍だ。
○…生まれは開成町。自ら「鉄ちゃんです」というほど鉄道や飛行機が大好きだった学生時代。独学でカメラを学び、仲間と一緒に全国を飛び回った。「北海道は特に良い。景色と鉄道の構図も最高で、撮りながら学びました」というコメントも”鉄分”満載だ。中学、高校は静岡県内の一貫校に進学した。大学で地元神奈川に戻った時は「地元に友達が少なくて」と振り返る。卒業後はスーパーや製造業で勤務し、30歳の頃に家業に入った。
○…市兵衛葬具店のマネージャー。「学生から社会人最初の頃にかけては家業を継ぐことはあまり考えていなかった」と言うが、就職して経験を積むにつれ、「地元、そして地域のために」という気持ちが芽生えた。現在は施主や地域と会社とのパイプ役として奔走する日々。「10年やってやっと一人前。私はまだまだですが、とてもやりがいを感じています」
○…地域の消防団に所属したことがきっかけで、同青年会や大名行列保存会にも入会することになった。今年は地域の祭りや花火大会などのイベントが軒並み中止に。「子どもたちの楽しみを作りたい」と今後、状況を見ながらイベントも企画中だ。「コロナと共存しながら慎重に私たちの行事も再開していきたい」。会員増加への働きかけも踏まえ、「地域のために」ひたすら進む。
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