大井町第6次総合計画(2021〜30年度)が12月4日、町議会本会議で賛成多数で可決された。町は計画の策定にあたり、これまで住民に対するアンケートやパブリックコメント、審議会を重ね、まちづくりの方向性を共有してきた。今後は、まちづくりを「自分事」と考えてもらうことで、多様化する地域課題に対応していく。
大井町では第5次総合計画「おおいきらめきプラン」(2011〜20年度)で「ひとづくり・まちづくり・未来づくり」を目標に掲げ、まちづくりを進めてきた。
第6次総合計画では「みんなでつなぐ 大井の未来」をテーマに、自然とバランスの取れた便利で住みやすいまちづくりを基本に据え、自然災害への対応や子育て支援にも力を入れていく。
人口の減少や少子高齢化、担い手不足といった課題について町は「町民・議会・行政それぞれの立場から知恵と力を出し合い、コミュニケーションを深めながら地域全体の『つながり』によって持続可能で活力あるまちづくりを推進」していく構えだ。
目標達成に向け、教育や文化といったカテゴリーと結び付けた「地域がつながり地域で育むまち」など、まちづくりの方針となる「6つの柱」を掲げ、総合的・計画的なまちづくりを進めていく。新たな試みとしてSDGs(持続可能な開発目標)を各施策と結び付けて遂行していくほか、「大井町まち・ひと・しごと創生総合戦略」も盛り込んでいく。
策定までの経緯
第6次総合計画の策定にあたり、町では2019年12月から20年11月まで計6回にわたって素案に関する審議会(を開催。自治会をはじめ、団体など有識者を委員に迎え、重要事項等を審議してきた。
昨夏にはまちづくりに対するニーズを把握することなどを目的に「大井まちづくりアンケート」や、その後もワークショップ形式の「大井町まちづくり会議」を開催。そのうち1回は地元中学生も参加した。今年9月には意見募集(パブリックコメント)も行っている。
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