南足柄市内の小・中学校でこのほど、国のGIGAスクール構想によって実現した1人1台端末を活用し、文部科学省が開発した学びの保障オンライン学習システム「MEXCBT」の運用が県内でいち早く始まった。
「MEXCBT」は文部科学省(MEXT)とコンピューターを使ったテスト形式(CBT)を合わせた言葉。児童生徒がオンラインで問題演習ができるシステムを言う。
この中には、全国学力・学習状況調査の問題や国や地方自治体の公的機関が作成した問題、およそ3万問を搭載。利用が進んでいる学習端末で自由に問題を選択し、学校や家庭で取り組むことができる。
2月21日には、岡本小学校でMEXCBTを活用した5年生算数の授業が公開された。教員が問題を選択し児童へ出題。瞬時にはじき出されるクラスの正答率を参考に、つまづきが多い部分を重点的に解説する場面などが見られた。市教委は「出題にあたって印刷や採点の手間がないため、その分を児童の理解度に合わせた対策につなげられるのでは」と期待する。担当した小宮創太教諭は「画一的なプリントでは個々の対策は難しい面も。特に家庭学習の場面で自分の課題をみつけるツールとして生かしてほしい」と話した。
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