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公開日:2024.12.21

個々が意識高めて
松田警察署に聞く「防犯」

  • 松田警察署の竹田文明副署長

 全国的に一般住宅や店舗等を狙った強盗事件等が相次いでいる。年末年始は特に犯罪が増える傾向にあると言われる中、被害に遭わないために、どのような対策ができるのか、松田警察署の竹田文明副署長に話を聞いた。     聞き手/足柄編集室

――年末年始の松田署の取り組みについて教えて下さい。

 「『年末年始を安全に』をスローガンに、12月15日から来年1月3日までを年末年始特別警戒実施期間としています。特殊詐欺・侵入犯罪・雑踏事故などの防止活動に重点を置いています」

――最近、全国的に強盗事件等のニュースが多いように思います。

 「自分もいつ被害に遭うかは分からないという位に、個々が防犯意識を高めなければなりません。『これまで大丈夫だった』は通用しない時代になっています」

――被害に遭わないために、どのようなことができますか。

 「暮らしの中で、普段と違うことに徹底して目を光らせることです。強盗事件等が起きる前には、自宅等に不信な電話がかかってくることや業者を装った訪問がある可能性があります。このほか、複数人が乗車した見慣れない車が近所に長時間駐車している、見慣れない人物が携帯電話で通話しながら付近を歩いているなどは注意です」

 ――そのような場合はどうしたらいいですか。

 「不審な点や不安を感じることがあれば、警察に情報提供して下さい」

 ――具体的な対策をいくつか挙げて下さい。

 「一部ですが、在宅時でも短時間の外出でも必ず全ての窓や出入口を施錠、自宅に現金を置かない、来訪者はドアスコープ越しにドアチェーンを外さずに対応、防犯フィルムや補助錠の活用、センサーライトや防犯アラーム・防犯カメラ・録画機能付きインターホンの設置などがあります」

 ――その他、大切なことは何でしょうか。

 「これをしていれば大丈夫という対策はありません。常に防犯意識を高く持っておくことです。また、隣近所のつながりを大切にしてほしいです。日常的に会話をして情報交換しておくことで人の目を増やし、犯罪が発生しにくい地域になると思います」

――メッセージを。

 「繰り返しになりますが、『自分の地域は大丈夫』というのは通用しません。自分の行動で防犯力は高まります。意識を高く持ちましょう」

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