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公開日:2026.08.15
松田町 寄地区の夜間交通確保へ 公共ライドシェアを導入
松田町が地域の持続的な公共交通体系の構築を目指し、決まったダイヤやルートがない事前予約制の乗り合い交通として実証運行してきたAIオンデマンド交通「のるーと足柄」が昨年度で終了した。町は、新たな交通施策として、寄地区夜間の交通空白時間帯の解消に向けた「公共ライドシェア運行事業」を進めている。
昨年度に実証運行
寄地区は小田急新松田駅から離れた山間部に位置し、路線バスが唯一の公共交通となっている。しかし、富士急モビリティが運行する新松田駅〜寄行きのバス路線は減便が進み、現在の終便は平日が午後7時15分発、土日が6時発となっている。
町は、寄地区の夜間の移動実態を把握するため、昨年8月から今年1月まで、路線バスの夜間を増便する実証運行を実施。期間中は延べ217人が乗車。新松田駅から寄への1便当たりの利用は平均1・6人だった。
町では、利用者は少ないがバス停近くに多くの住民が住んでいることや移動手段を求める声などを重視。「のるーと足柄」の実証時も同地区で幅広い世代の利用が見られたことから担当者は「生活する上で移動手段が必要と判断。規模に合った方法で移動手段を確保することにした」と話した。
補助事業者を公募
同事業での運行日は10月中旬から来年3月31日まで。平日の午後8時と9時に、新松田駅南口を出発する2便が走る。運行ルートは定めず、乗客の希望に応じて寄地区内の目的地まで運ぶ。事前登録や予約は不要。先着順で運賃は600円。
町は現在、同事業を運営する非営利法人などを公募している。募集要項によると経費の補助額は550万円が上限。車両は無償貸与される。選定された団体が運行や車両の安全を管理する体制を整えることとしているが、交通事業者や個人などに業務を委託することもできるという。
町担当者は「地域の人たちにも協力してもらいながら、寄地区の交通空白を解消していきたい」と話した。
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