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公開日:2026.08.14

三浦海岸 海辺にアートの新景色 空き家ギャラリー「芙蓉荘」

  • 三浦海岸とは、目と鼻の先にある空き家を活用

    三浦海岸とは、目と鼻の先にある空き家を活用

  • 海辺にアートの新景色 (写真2)

 夏の三浦の主役である海水浴場で展開されている「三浦海岸アートフェスティバル」の目玉企画、空き家活用ギャラリー「芙蓉荘」が8月7日に開設された。アーティストやクリエイター、ものづくりを楽しむ作家が各部屋を独自の表現空間に仕立てて作品展示を行っている。同月30日(日)まで。

 同フェスは、三浦海岸エリア全体の賑わい創出と通年で人が訪れる海辺を目指して実施されているイベント。昨年に続き2度目の開催となる。海岸エリアのインスタレーションや三浦半島の各地のギャラリーとのコラボレーション、アーティストの公開制作など、作品展示を面で展開することで周遊も促す。

 初の試みとなる空き家ギャラリーは、かつて企業の社員寮だった家屋を活用。同フェス実行委員会が、オーナーの理解を得て夏季限定で借用している。昭和初期の建築で経年劣化が目立つが、畳敷きの室内や押入れのスペースを上手に生かすなどして各部屋を1アーティストずつ貸し出し、個性あふれる展示空間へと生まれ変わらせた。今回は地元の作家と公募で集まった計8組で構成されている。

 会場にはアニメーターによる作品公開や立体造形など多彩な表現が並ぶ。地元を題材にした作品では、城ケ島を研究している東京藝術大学の学生による「御船歌」の記録映像や、かつての建物・漁具などについて住民から聞き取った情報から着想を得て作られた刺繍などもある。同フェスの実行委員長を務める新城宏明さん=人物風土記で紹介=は、「単なる展示にとどまらず、アーティストと鑑賞者が交流を図る双方向の空間になれば」と、これまでとは異なる層の来訪に期待を寄せる。期間中は自由に鑑賞できる。

 開放感のある三浦の空気を求めて、アーティストが移住や二拠点生活を始めるケースも増えており、別の場所も含め「共同アトリエ」や「アーティスト・イン・レジデンス(作家滞在型制作)」の拠点づくりも進めたい考え。三浦にアートという新たな可能性を拓いていく。

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