「秦野の鹿鳴館」再建へ!蓑毛からつむぐ秦野の夢 vol.11(通巻36) 安心して暮らせるエコ村づくり 〜大震災から学ぶ 紫藤邦子
大震災から学んだこと
このたびの東日本大震災から私たちが学んだことは何でしょうか。ふるさとや家族、人と人のつながりの大切さ、自然の恐ろしさ・ありがたさ。
原子力発電の仕組みや危険性、事故の真相や情報不足は、便利さと利益のみを追いかけた人間が生んだ人災・悲劇です。3月11日からすでに2か月半あまり経過していますが、いまなお福島原子力発電所の事故による放射能汚染は拡大し、未解決です。
日々報道される被災地の方々の我慢強さには頭が下がります。一日も早く当たり前の日常が取り戻せ、幸せがくることを心からお祈りする毎日です。
あらためて、これまでの価値観を見直し反省し、これからの暮らし方や生き方をつくり出さなければと、心底、実感させられた災害でした。同時に、ボランティアの大きなうねりが広がり、日本が一つになったこと、国境を越えた世界の励ましや支援に感動し、胸が打たれました。感謝の言葉もありません。
それにもまして、子どもたちの元気な笑顔、親を亡くしても涙をこらえる健気な姿、元気で頼もしい若者たちの活動は、日本の未来に希望を与えてくれます。幾千万の子どもたちが幸せに暮らせる地域・社会・国を取り戻し、つくり上げることが、私たち大人の責任です。
私たちの手でエコ村を!
私たち一人ひとりが自分の命を守り、地域をつくり上げなければならない時代です。いま私たちにできることは、暮らし方、生き方を考え、エコロジーな地域をつくることです。
幸い、蓑毛・田原地区にはエコ村づくりに大切な条件がそろっています。「秦野の鹿鳴館再建の会」に寄せられたアドバイス、アイディア、ご意見などをまとめてみました。
・金目川の豊かな水を生かしたエコな水力発電、棚田と水車を活用する。入浴施設は金目川の水を引き薪で沸かす。
・良質な土が育む根菜の食材を使った名産・名物の創作。
・大日堂・閻魔堂や御師の家、源実朝御首塚・水車など、蓑毛・田原地区にある文化財や宝物を生かし、秦野の鹿鳴館や本町地区に残る蔵や市内の貴重な近代建物を蓑毛に集めた回遊性のある道づくり。
・世代やグループなど、ニーズに合わせて選べる、半日・1日、1泊などのコースや、蓑毛・田原・大山・弘法山・鶴巻温泉・震生湖・千村・大倉などのルートづくり。
・四季を楽しみながら植樹や農業体験などイベントの企画・運営。
・大山口の門前町の再現と賑わいを取り戻すため2〜3年間出店料の無料化。
・イノシシなどの動物よけの目的で牛を放牧し、同時に乳製品・食肉を生産し、肥料、バイオマス・エネルギーなどを活用する。
私たちの地域は私たちの手でつくり上げましょう。今回の震災から学んだことです。(秦野の鹿鳴館再建の会会長)
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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