「秦野の鹿鳴館」再建へ!蓑毛からつむぐ秦野の夢 vol.13(通巻38) 多彩!蓑毛の賑わいづくり 〜「活性化への取り組み【4】」
パワーアップ「お月見の会」
九月十一日に「緑水庵」で仲秋の名月と琴などの演奏を観賞する「お月見の会」を昨年に引き続き開催しました。
当日は古谷市長・久保寺県議をはじめ、市議会議員や「秦野の鹿鳴館」再建の会、東海大学観光学部の皆様、東地区自治連会長など大勢の方が訪れ、盛大に開催することができました。
昨年は第一回の開催であり、広報が行き届かなかったこともあって少しさみしい会でした。今回は新聞などに掲載されたこともあり、遠くは横浜からなど、市内外から昨年の二倍以上の二百五十人近くの方に来場して頂きました。
オープニングでは秦野観光和太鼓と厚木西高校の吹奏楽部の演奏があり、賑やかに開会しました。
夕闇が迫るなか、細工した竹やペットボトルで作った灯ろうに明かりが点り、幻想的な雰囲気のなかで演奏が始まりました。オカリナや琴の四重奏、地域の人たちによるフラダンスの披露などで大いに盛り上がることができました。
今回は、Bamboo Project Japanによる「竹のオブジェ」の点灯により一段と艶やかな雰囲気が演出できました。また、秦野出身のプロのマリンバ奏者・木次谷紀子さんの演奏が、昇り始めた満月に花を添え、会場の雰囲気は最高潮に。
さらに「蓑毛食文化の会」が作った月見饅頭や月見そばの販売とともに、地元の野菜直売なども大好評。舌鼓みを打ちながら演奏と名月を楽しみました。蓑毛に集って頂いた大勢の参加者に元気づけられた夕べでした。
今後の取り組み
*新しい蓑毛の道づくり
昨年は、蓑毛にある歴史・文化、緑と水などの自然を生かした新しい蓑毛の道づくりをするための調査を行いました。棚田や水辺の遊び場・木や花・小川・湧水場所や、古い石碑や道祖神・御師の家などを見て歩き、蓑毛の魅力を再発見しました。
緑水庵を中心として、せせらぎの音を聞きながら自然の中を散策し、大日堂や十王堂、御師の家などを巡る新しい蓑毛の道づくりを目指し、活動中です。
*花いっぱい運動で「花の里」づくりを
蓑毛地区の荒廃地をこのまま放置するのでなく、花などの植栽により、土地の有効活用と蓑毛の「花の里」づくりなどを行います。
また、昨年度は、神奈川の県花である「やまゆり」を会員の協力で道路沿いに百球以上植栽し、今年の夏に小さいながらも見事に開花し、見る人に潤いもたらしました。今年度も引き続き植栽をします。
*棚田の整備・復活
鳥獣の被害や就業人口の減少などから荒廃した棚田を整備し復活しようと、昨年から試験的に行っています。来年度からは、地域の内外の皆様にも協力をお願いし、伝統的な里山風景である蓑毛の棚田として整備していきます。
紅葉のライトアップ
昨年に引き続き、緑水庵のモミジの紅葉ライトアップを、十一月二十六日(土)から十二月十一日(日)まで行います。真っ赤に燃えたモミジを見にぜひ蓑毛にお出かけ下さい。
蓑毛の住人が一生懸命手作りでさまざまな事業に取り組んでいます。一緒に汗を流して蓑毛に「力」を与えて頂ける皆様の参加をお待ちしています。
(問合せ先 蓑毛活性化対策委員会事務局 猪股義晴【電話】81─8679)
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