今年度から東海大学陸上競技部駅伝監督を務める 両角速さん 平塚市在住 45歳
人間性の指導で再び頂点へ
○…今年度から東海大学陸上競技部駅伝監督を務める。監督を16年務めた長野県の強豪・佐久長聖高校を3月に退職。全日本大学駅伝、箱根駅伝に向け選手が立てた目標は3位。「現実的には厳しいけれど、みんな懸命に練習しているので達成したい」と意気込む。
○…長野県出身。幼少からスポーツが得意で、小学生の頃には「将来は体育教師になる」と決めていた。中学で陸上部に入部。東海大学第三高校でインターハイ出場、東海大学では4年連続で箱根駅伝に出場した。卒業後は実業団でオリンピックを目指していたが、転機は突然訪れた。当時まだ陸上で無名の佐久長聖高校から舞い込んできた監督就任の要請。「現役に未練があった」と振り返るが「陸上を口実に夢だった教員になれるならいいかなって。軽い気持ちで引き受けた」と打ち明ける。ところが就任後、親元を離れ寮生活する生徒を預かる立場に「責任の重さを感じた。絶対に結果を残す」と決意した。
○…就任当時は専用グラウンドも無く、部員も少ない中、全くゼロからのスタートだったが、部員勧誘を続ける傍ら、自らクロスカントリーのコースを造成するなど地道に活動した。熱心な姿勢が実を結び次第に選手が集まると、4年目に全国高校駅伝に初出場。その大会でいきなり全国4位の快挙を達成。以来、昨年まで13年連続出場。入賞12回、優勝1回と輝かしい実績を残す。指導では、人間性の育成に重きを置いている。「多くの選手は競技を続ける期間が限られている。競技も大事だけど、一人の社会人として世の中に出て行けるように」と話す。
○…妻、息子2人の4人家族だが、現在単身赴任中。来年からは一緒に住む予定だが「奥さんは長野でずっと育ったから納得していない」と苦笑いを見せる。「強いチームは生活習慣から違うので生活の見直しを図りたい。勧誘した生徒が4学年揃う4年後に優勝争いでがきれば」と未来を描いた。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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