名古木在住 関野海斗さん 全日本ロードレース参戦 バイク競技の国内最高峰
市内名古木在住の関野海斗さん(東中学校3年)が、来年からバイク競技の国内最高峰、全日本ロードレース選手権にバイクチーム「Team(チーム)Project(プロジェクト)μ(ミュー)7C(セブンシー)」の一員として参戦することが決まった。開幕戦は来年3月の予定。
7歳の時からポケットバイク、ミニバイクにまたがり、過去にも大会で優勝経験を持つ海斗さん。
今年行われた、基準ポイント獲得者に全日本選手権の参加資格が与えられる「もてぎロードレース選手権」に出場し、7月の第2戦で4位、9月の第3戦は2位といずれも好成績を残し、全日本ロードレース選手権への参加基準である30ポイントをマークした。
もてぎロードレース選手権とは、250ccのマシンで、1周約4Kmのコースを10周走行する大会で、ライセンスを有する中学生以上が出場できる。現在中学3年生の海斗さんは若年層。大人を含む約20台と走った中で勝ち得た成績だ。
250ccのマシンに乗り始めたのは今年の6月から。それまで乗っていたミニバイクでは直線で最高時速80Kmだったが、現在のマシンは、大きくかけ離れ直線で時速200Kmを出す。「最初は目が追いつかなくて大変だった」と振り返る。
普段は学校があるため、他の選手に比べて練習時間の確保は難しい。月に3、4回走れればいい方だという。特別仕様のマシンは公道では走行禁止のため、練習は栃木や茨城のサーキットでしか行えない。サーキットでの練習は特に集中し、日常生活では筋トレや柔軟体操、さらに最近はレース展開のイメージトレーニングを繰り返している。
すでに人生の半分以上をバイク一筋で送ってきた中で、転倒によるけがはつきものだ。今年3月のレース中には残り数周のところで転倒。両骨盤を骨折する大けがを負った。海斗さんの両親は「五体満足で生まれてきたのにこれ以上けがをするのはやめてくれ」とサッカーなどの提案もしたが、本人は頑として首を縦に振らなかった。「せっかく続けてきたのにここで辞めてしまってはもったいない。全日本で走り、世界にも挑戦してみたいから」と今でも走り続けている。
そんな息子の姿を見て父・一彦さんは「団体競技では責任転嫁ができるけど、バイクなら勝つも負けるもすべて自分の責任。優勝したときや、表彰台に上ったときの達成感が大きいんでしょうね」と話した。
全日本を前に海斗さんは「開幕戦ではトップ10が目標。将来は世界グランプリにも出場し1番になりたい。自分も通った中井サーキットの後輩たちに活躍を見せたい。応援よろしくお願いします」と意欲を語った。
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