秦野高校女子長距離 一丸の走りで県準優勝 関東大会へたすき繋ぐ
女子第29回県高校駅伝競走大会が4日、丹沢湖周回コース(山北町/21・0975キロ)で開催され、秦野高校(湯山秀史監督)が準優勝となった。2年ぶりの出場を目指した全国大会は逃したが、チーム一丸の走りで24日(日)に茨城県で開催される関東大会への出場権をつかんだ。
1区の竹内あさひさん(3年)が粘り強い走りをみせ区間終了間際にトップに立ち、1位でたすきを繋いだ。大黒柱としてチームを引っ張る竹内さんには期待も大きく、しっかりと応える走りを見せ、区間賞に。
しかし、優勝候補の本命とされる白鵬女子が追い上げをみせ首位を奪われる。アンカーの寺内彩主将(3年)にたすきが渡った時には首位との差は2分以上開いていた。寺内主将は「前は全然見えなかったが、1分半ほどの差の後続が迫るのを感じた。みんなが積み上げてくれた貯金があったので、絶対に譲れない気持ちがあり、ゴールで待っていてくれるみんながいたから頑張れた」と振り返る。
大会前は3位ともいわれていた下馬評を覆す準優勝で関東大会へのたすきを繋いだ。全国大会へは一歩及ばず悔しさを残した。関東大会で引退となる寺内主将は大会に向けて「最後にもう一度いい走りをしたい。先輩や保護者へ恩返しの走りをみせたい」とラストランの抱負を語った。
環境の変化乗り越え
女子長距離は現在3年6人、2年2人、1年2人の10人で活動している。ここ数年全国大会の常連だった強豪も昨春、それまで監督を務めていた教諭が異動になる環境の変化があった。
もとは女子長距離部として陸上部から独立していたが昨春から男子長距離、短距離とともに1つのブロックとなった。組織改編があり他のメンバーと合同で練習することになった当初は、練習開始時間の厳守の不徹底など、一部の部員との意識の違いも見られたという。
しかし、「全国大会出場」という伝統的な目標を軸にぶれることなく、日々の練習に励んで2年目の今秋。それまで女子長距離部が持っていた良さが他のブロックにも伝播し、また、以前は個々のものでしかなかった大会の応援も、今では一丸となり結束が強く大きくなったという。
環境変化に対応し、後輩へ繋いできた先輩の伝統。24日の関東大会で3年生が最後のたすきを渡す。
湯山監督は「目標は1時間10分台で入賞。自分たちが持っている力を全て出し切ってもらいたい」と話す。
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