秦野 人物風土記
公開日:2013.09.14
第61代秦野市議会議長に就任した
村上 茂さん
堀山下在住 64歳
泰然自若のぶれない姿勢
○…初めて座る議長席。「大変な重責を担うことになったが、その職務を精一杯全うしたい」と、真剣なまなざしで語りかける。本会議の一般質問では内容が多岐に渡る。「あらゆる分野について知識がないと対応できない。しっかり勉強して臨みたい」と抱負を話した。
○…2003年の市議会議員選挙で初当選。議員になったきっかけは地域から強く推されたこと。当時自宅の堀山下地域には長い期間議員がおらず、農業委員を務めていたことから白羽の矢が立った。
○…農業を営む。秦野高校を卒業後、スーパーマーケットに就職し、売り場から仕入れまでの仕事をこなし、充実した日々を送った。一方で家業を継ぐ想いは強く、36歳の頃家業に戻った。父親の代はカーネーション栽培が中心だったが、トマト農家に舵を切った。「トマトの魅力は味の違いがはっきりと出るところ。育て甲斐がある」と胸を張って話す姿から、生産者のプライドが垣間見られる。今は近くに住む長男が、後継者としてともに畑にでる。「息子とは考えも違うし意見が合わないときもある」と苦笑い。「もうかわいくて仕方ない」と目じりを下げるのは長男と長女それぞれの孫たち。孫たちに接している時間はまさに時を忘れる。
○…趣味は映画観賞。話題の作品はジャンルを問わず「月に3〜4本は見るかな。シネコンでハシゴして見ることもあるよ」と笑う。一方高校時代に始めたアルトサックスは今でも親しむ。今年のたばこ祭でもステージに立つとか。「練習しなきゃ。プレッシャーだよ」と首をすくめる。
○…信条は「泰然自若」と「鈍感力」。共通するのはどっしりとしたぶれない姿勢だ。政治の道を志した際に掲げた「農あるまちづくりの推進」は、今でもライフワークだ。「農業は私たちの生活に深く関わっているからこそ、今までも、そしてこれからも大切にしていきたい」と力を込めた。
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