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秦野 スポーツ

公開日:2013.12.19

ボクシング井上尚弥選手
東洋太平洋王者に
高校時代、本町のジムに所属

 12月6日に両国国技館で開かれたボクシング東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチで、高校時代に本町の「INOUE BOXING&SPORTS GYM」に所属していた井上尚弥選手(20歳)が、へルソン・マンシオ選手(フィリピン)にTKO勝ちした。プロ5戦目という最速タイ記録で東洋太平洋王者になった。



 尚弥選手は高校時代、父親の真吾さんが会長を務めていた同ジムで、トレーニングを積んでいた。6日は、世界王座奪取の最短記録(6戦)を目指す上で、試金石となる一戦だった。



 尚弥選手は第1ラウンドから、上下のコンビネーションを駆使して相手を翻弄。第2ラウンドでは、右ストレートからダウンを奪う。そして第5ラウンド、連打で相手を追い詰めるとレフリーが試合を止めた。



 試合後のインタビューでは「打たれ強い選手でした。ダウンを取った後で相手を落ち着かせてしまった。世界が遠のいたかも」とコメント。内容にこだわった試合で相手を圧倒しながらも、気を引き締めていた。



 また、弟で同ジムに所属していた拓真選手(17歳)も6日にプロデビュー。日本ランカーの福原辰弥選手と戦い、判定勝ちを収めた。



 翌7日には、現在所属する大橋ボクシングジムで記者会見が行われた。大橋秀行会長は、次戦が世界戦になるか、東洋の防衛戦になるはか未定とした。



 2人を応援する「井上尚弥・拓真後援会」の乾(いぬい)洋一郎会長は尚弥選手について「世界王座奪取だけでなく、そこで防衛し続けることが目標の選手。試合後のインタビューを聞いて、今回の結果に満足せず、自分を戒めていることを強く感じました」と話していた。



 後援会では、兄弟の更なる活躍を応援する支援者を募っている。申し込みや問い合わせは後援会【電話】046・251・7081/【FAX】046・251・7155へ。留守番電話の場合は、後援会から折り返すとのこと。

 

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