秦野版 掲載号:2015年2月5日号 エリアトップへ

vol.3 鵜の目鷹の目 秦野市元教育長東海大学講師 金子信夫

掲載号:2015年2月5日号

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金子信夫
金子信夫

うつ向き症候群

 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は私が好きな一句で、教員をめざす大学生たちにも何度となく紹介しています。最近、電車の中や駅のホーム、街角のあちこちで若者たちが稲穂ならぬ頭を下げてうつ向いている光景を実にたくさん見かけます。日本の長い歴史の中で、こんなにもうつ向いている人間が多い時代はなかったでしょう。

 あたかも「うつ向き症候群」という病気が急激に蔓延しつつある状況とも言えそうです。病原体、いやその原因は「スマホ」です。

 重症の場合、交通事故や転落事故、衝突事故に遭うこともありますし、頬の筋肉がたるんで口角が下がり、印象の悪い顔つきになってしまうとも言われています。

 「若いほど 頭を垂れる

 スマホかな」

 「友達と 群れてうつ向く スマホかな」

 何がそんなに気になるのか、知りたいのか、不安なのか、これほどまでうつ向いてスマホに夢中になっている姿は異様な光景にも見えてきます。ここまで言うと、若者からは中高年だってスマホを見ていると反論されそうですが、老眼が始まった中高年はそれほどうつ向かないのです。

 「中高年 離して遠目の スマホかな」

 スマホは朝から晩まで常に肌身離さず傍になくてはならない、あたかも心臓のペースメーカーのような存在になっている感があります。

 「サプリより アプリで痩 せたい 女子高生」

 「ヤンママの 片手はスマ ホの 授乳かな」

 「食卓の スマホチラ見で 食事止め」

 うつ向き症候群の予防と治療はどうするか。危険スマホ防止法を作るか、喫煙所と同様にスマホ所を設置し分スマ運動を推進するか、あれこれ思いを巡らしているこの私は

 「ガラ携で 用は足りると 意地通す」
 

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