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秦野 はだの工場見学コラム

公開日:2015.02.21

はだの工場見学【1】
「この工場が止まったら日本の車は動かない」
株式会社 秦野精密

  • 複雑で繊細な部品も一瞬で打ち抜く

  • 圧力だけでプレスできる機械

 「あの工場、何を作っているの?」という疑問を追及する新コーナー「はだの工場見学」。秦野にたくさんある工場の中は、驚きがいっぱい。第1回目は平沢と戸川に工場を持つ(株)秦野精密を覗いてみよう。



 (株)秦野精密は、自動車のブレーキやエンジンなどの金属部品を生産している企業。部品を精密に打ち出す加工技術に関して、国内外から高い評価を得ている。社内の高性能な加工機では、誤差が0・02㎜以内。これは、髪の毛の太さの3分の1以下だ。



 国内で売れ筋の車のほとんどに、この会社で作られた部品が使われている。タウン号(当社社用車)の座席リクライニング部分にも、同社の部品が使われていると聞き、親近感を覚えた。代表取締役の渕脇忠夫氏(72)は「自分たちの工場が止まったら、日本中の車が動かなくなる、という思いで私たちは毎日働いています」と話す。



 戸川工場には、金属を熱することなく、400〜650トンの力で打ち抜くプレス機が並ぶ。出来上がった部品はどれも表面がつるつると滑らか。1つの部品を打ち抜く速さはたったの5〜6秒。テレビCMでよく見るハイブリット車の部品が、ものスゴイ速さで生産されていくのを目の当たりにし、鳥肌が立った。

 

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