自然観察施設くずはの家(秦野市曽屋1137)の所長を務める高橋孝洋さん(尾尻在住)が7月12日の深夜2時頃、大倉山から鍋割山へと向かう西山林道で発光性のキノコ「ヤコウタケ」の群生を発見した。3年前に初めて発見してから、毎年同地で見かけているという。
もともと、午前0時頃に発光するヒメボタルを観察するために同林道に向かったという高橋さん。ライトを消して暗い林道を進む途中、ぼや〜と緑色に光る一角を見つけた。場所を覚え、ヒメボタルの観察後に戻った高橋さんは、三脚を立てカメラをセッティング。ヤコウタケは、傘が開いてから2、3日しか発光しないことから、「最高の条件での出会い」と暗闇の中シャッタースピードを調整して写真に収めた。
県内他地域で発見例なし
ヤコウタケの主な自生地は小笠原諸島や八丈島。キノコの生態等を調査している神奈川キノコの会の城川四郎会長(曲松在住)によると、「県内他地域での発見例は報告されていない」という。
高橋さんは「夜中行かないと見つからないキノコ。写真のピントを合わせるのが難しかった」と話した。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>