結成15年を迎えた絵画サークル「和泉会」で講師を務める 小泉 和江さん 菩提在住 65歳
泉のように湧く柔和な笑顔
○…「今自分が立っている場所を深く掘り続ければやがて泉が湧きだすの」。自身が講師を務める絵画グループ「和泉会」の名称の由来を話す表情にも、まるで泉のように柔和な笑顔が湧きだす。1997年上公民館から依頼され、油絵講座で講師を務めることになった。当時の参加者が、講座の終了後に立ち上げたサークルが前身。21世紀がスタートした2001年に現在の「和泉会」が誕生。15周年を記念して作品集「泉-SEN-」も刊行した。
〇…「難しい課題で皆を困らせちゃうのよ」と一転いたずらっ子のような表情に。ある年は自画像、またある年は抽象画…。テーマは毎年変わる。1年間の会員の制作活動の成果を毎年発表するのが恒例だ。会員から絵が上手になる秘訣を聞かれると「作品の量がトラックの荷台1台分になるくらい描かなくちゃ」と物凄いアドバイス。描き続けることが何より大切というのが信念。何事も継続にこだわり、ラジオ体操15年、水泳は33年、日記は既に50年以上も続けている。
〇…菩提で生まれ育った生粋の「秦野人」。独身時代はデパートの宣伝課で販促物などのグラフィックを担当。結婚後1977年に夫と2人でデザイン事務所「うえじや」を設立。二人三脚で3人の娘を育て上げた。現在は次女家族と二世帯住宅に暮らし、孫にも恵まれた。夫は作品に率直な感想を聞かせてくれる。「褒められたことなんてないの」と悔しがるものの、そのアドバイスは心強くあるようだ。アーティスティックな感性溢れる2人だからこそ、互いを支え、励まし合える。
〇…家を建てる際にこだわって設けたのが茶室。独身時代には茶道を習っていたが、現在は本を読み、独自に知識の習得を続け、仲間と練習会を行うなど、趣味の世界もどこまでも深く追求する。「あと30年。95歳まで描きつづけたいから、まだ元気でいなくちゃ」と話す表情には充実感が溢れていた。
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