「秦野市体育協会」と「公益財団法人秦野市スポーツ振興財団」が統合、4月1日付けで「公益財団法人スポーツ協会」が設立された。
今まで市民スポーツの振興を担う団体は、主に市民へのスポーツ普及振興を行っていた「公益財団法人秦野市スポーツ振興財団」と、主に競技スポーツを担っていた「秦野市体育協会」の2つが市内に存在していた。3月31日に現行の体育協会は解散、同日にスポーツ振興財団の役員が全て退任し統合、スポーツ協会となった。
同協会では、4月2日に評議員が選定され7日に理事を選出。今後理事会を開催し、会長・副会長・専務理事が選任され、今月中旬以降から新体制としての運営となる見込み。
「市民がより参加できるものに」
市内では健康づくり課や障害福祉課など、色々な部署によりスポーツイベントなどが開催されており、情報の共有化、一元化を目指して「秦野のスポーツ施策のあり方協議会」が昨年度に開催された。その中で、2団体の一元化を図ろうという方向性も決定。スポーツを取り巻く環境の変化などにより、市民が参加しやすい体制作りのため、両団体が統合に向け調整をしてきた。市の「スポーツ推進計画」をもとに行政と連携・共働していく。
体育協会は1955(昭和30)年にかながわ国体が開催された際に立ち上げられ、昨年で60周年を迎えた。同会遠藤五夫会長は「人口減少や生活様式の変化によりニーズは多様化している。秦野のスポーツを盛んにし、健康に寄与できる団体となっていければ」と思いを寄せた。
またスポーツ財団は96(平成8)年に再度神奈川で国体が開催された際に設立。今年で20周年を迎えた。落信久理事長は「スポーツは競争型から交流型に変化してきている。市民がより参加できるものになる。また運営も行政でなく市民が中心となっていく」とコメントした。統合したスポーツ協会は川崎市に次いで県内で2例目。
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