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秦野 社会

公開日:2016.04.14

金魚を飼育し納涼祭へ
平沢の柳川浩正さん

  • 金魚の様子を見る柳川さん

  • 浴槽を有効活用した水槽

  • 2年前にふ化させた金魚

 民家の庭に並べられた水槽や瓶(かめ)の中で、ひらひらと泳ぐ小さな赤い金魚。そのそばに置かれたバスタブの中では、体長約20cmの親の金魚が悠々と尾びれを振っている。

 秦野市平沢在住の柳川浩正さん(75)は、趣味で金魚を繁殖させて、毎年7月に開かれる南町自治会の納涼祭の金魚すくいに提供している。庭先には、近所の人にもらった瓶や、トビ職時代に現場で引き取った浴槽などを有効活用した10個の「水槽」がずらり。柳川さんは「小さな金魚は可愛い。けんかをしているのも面白いんだよ」と話す。

 4月になると、親が卵を産み付けたシュロを取り出し、別の水槽で大きくなるまで育てる。今年も4月5日には卵を産み始めた。生まれたときは、その姿を確認するのが難しいほど小さいが、1年で2〜4cmにまで成長する。柳川さんは、「子どもの金魚は、近所の子どもたちや欲しい人に、あげちゃう」という。

 もとは10年以上前に南足柄市の釣り堀で金魚釣りをして獲ってきた5匹。当時は5cmほどだったが、今では鯉にも見違えるほどの大きさに育った。孫の成美さんが勤め先から譲り受けてきたものも加わり、どちらも毎年のように卵を産んできたという。「100匹はいると思うけど、もう何匹だかわかんない。納涼祭で喜んでもらえるのが嬉しい」と柳川さんは笑う。

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