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秦野 人物風土記

公開日:2016.05.07

秦野市PTA連絡協議会の会長に就任した
栗原 誉紀(たかのり)さん
ひばりが丘在住 39歳

いつも笑顔で挑戦

 ○…スローガンに『笑心(えみ)』を掲げた。「辛いこと、悲しいことがあっても大人が沈んだ気持ちでは駄目。笑って活動をすることで、子どもたちに様々なことを発信したい」と話す。昨年度は副会長を務め、4月9日の総会で会長に就任。「本当は人見知りで口下手な性格。でも、苦手なことだからこそ挑戦しようと思いました。地元への恩返しになれば」と抱負を語る。

 ○…本町小・本町中出身。現在は中二の娘、中一の息子が母校に通う。本町中PTAの副会長にも籍を置く。情報社会の中、人間関係で悩むことが多いが、親として願うことは「悩みを抱え込まないでほしい」ということ。学校に行くのが楽しいと思えるような環境を作るのも、PTAとしての役割だ。

 ○…趣味はマラソン。子どもたち二人が中学に進学する際に、「一緒に走ろう」とランニング道具一式をプレゼントしたそうだが、あまり興味がなかったか残念ながら邦楽部と吹奏楽部に入部。父として少し肩を落とすものの「二人の発表会は見に行きたい」と目を輝かせる。自身はフルマラソンだけでなくウルトラマラソンなどに参加。7週連続でマラソン大会を走った経験も持つ。家族旅行はもっぱら全国各地のマラソン大会に合わせてだそうで、現地では別行動なのだとか。自身を指して「体育会系文化少年だった」というように、本もよく読む。マラソン前にはスポーツ小説を読んで気分を盛り上げることもしばしば。三浦しをん著『風が強く吹いている』がお気に入りの一冊だ。

 ○…PTA活動は駅伝のようなもの。「先輩からたすきを受け取った」と語る。脈々と受け継がれてきたことを次へ繋ぐため、着実な活動を続ける。働き盛り、サラリーマンと会長職の二足の草鞋は大変だが「一生懸命な人は尊敬できる。1年後、自分もそう思ってもらえるような活動をしたい」。にこやかな笑みの中に、熱い信念が見えた。

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