神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2016年6月25日 エリアトップへ

オカリナのアルバム「CONSOLAZIONE」を制作した Reiさん(本名:大浦 玲子さん) 萩が丘在住

公開:2016年6月25日

  • X
  • LINE
  • hatena

「オカリナは私の支え」

 ○…温もりのあるオカリナの音色。自らオカリナを制作しながら理想の音を探す傍らで、自分が吹いたオカリナ曲を集めたアルバム「CONSOLAZIONE」を自主制作した。イタリア語で「慰め」や「救い」という意味を持つこのCDには、自ら演奏した17曲が収録されている。

 ○…結婚を機に、生まれ育った宮城県から秦野へ。知り合いは誰もおらず、ホームシックにかかったことも。しかし、好奇心旺盛な性格を発揮し、コーラスやハンドベル、押し花など興味を持ったものに積極的にチャレンジ。趣味を通してさまざまな出会いにも恵まれた。オカリナを始めたのは12年前。その直前、交通事故で大怪我を負った。倦怠感や指が思うように動かなくなるなど後遺症に悩まされ、気が滅入っていたころ、仲間に誘われてオカリナと出会った。夫や息子たち家族の応援、病院の主治医に励まされたこともあり、「オカリナを頑張ってみよう」と指のリハビリなども兼ねて、続けることにしたという。

 ○…音に魅せられ、有名な奏者のCDなどを聴くうちに、自分の吹くオカリナと音が違うことに気付いた。市販のものでも音質に差があることを知り、好みの音を求めて3年前から自分でも制作を開始。材料となる土や穴の開け方など独学で工夫を重ねてきた。これまでに作ったオカリナは1000個以上。型は使わず一つひとつ形を作る。朝4時に起き出して、1日に最低でも1個は作るようにしているそうだ。「手で感触を覚えていくもの。やればやるほど難しい」と苦笑交じりに話す。

 ○…現在は、三ツ境や相模原で教室を受け持つほか、市内の公民館で個人レッスンも行っている。秦野戸川公園で練習をしていたところ、「オカリナを教えて欲しい」と声をかけられたのがきっかけで生徒になった人もいるとか。「オカリナは私の生きる支え」と微笑んだ。

秦野版の人物風土記最新6

佐藤 晃弘さん

3月24日にライブ「和洋合奏宴」を開催する和太鼓奏者

佐藤 晃弘さん

今泉在住 37歳

3月15日

原 正一さん

令和5年度神奈川県スポーツ功労者表彰を受けた

原 正一さん

下大槻在住 82歳

2月23日

パシャイ モハメッドさん

特定NPO法人「イランの障害者を支援するミントの会」の理事長を務める

パシャイ モハメッドさん

南矢名在住 54歳

2月16日

柳川 昭二さん

秦野市陸上競技協会の会長を務める

柳川 昭二さん

鈴張町在住 69歳

2月9日

鈴木 康弘さん

2月7日から開催する「写しびと万歳写真展」の実行委員会代表を務める

鈴木 康弘さん

東田原在住 83歳

2月2日

広西 壮飛(まさと)さん

アウトドアの拠点作り活動を行う「鶴嘴―Tsuruhashi―」の代表を務める

広西 壮飛(まさと)さん

北矢名在住 29歳

1月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook