冬の贈り物としても人気のシクラメン。秦野市は神奈川県でトップクラスの出荷量を誇り、市の特産品とされている。市内の生産農家では出荷がピークを迎える12月を前に、入念な手入れ作業が行われている。
秦野市今泉の冨田花園(冨田茂靖社長)は、県内でも出荷量上位のシクラメン農家。約50品種4万5000鉢を栽培しており、現在、温室内では色鮮やかなピンク色や白色の花が咲き誇っている。色やサイズ、花弁の枚数が多い八重咲きのものなど多種多様だ。秦野で育種された八重咲きの「フェアリーピコ」も取り扱っている。
日々の天候に合わせて扇風機を使い温度環境を調整するなど、管理に神経を使うというシクラメンの栽培。出荷前には、見栄えを良くするために葉の向きも1枚ずつ揃えているという。
同園では、例年通り11月下旬から関東一円の生花市場などに出荷を開始し、12月に入るとピークを迎えるという。冨田社長の父親の新一さんは「例年通りの良い出来。ぜひ楽しんでもらいたい」と話している。
秦野産シクラメンは、はだのじばさんずや市内生花店、市観光協会のネットショップなどで購入できる。
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