出雲大社相模分祠(秦野市平沢1221・草山清和宮司)の鳥居の下に昨年12月26日、今年の干支の戌(いぬ)の石像がお目見えした。
この石像を制作したのは彫刻家の西巻一彦さん。およそ2カ月間かけて制作された今回の作品は、柴犬がモチーフ。少し上を向いた優しい表情が特徴。「神社の参拝者の願いを聞き取ってくれるようなイメージで彫りました」と西巻さんは話す。
同氏は2011年、悪性リンパ腫を発症。治療の結果体調が戻った西巻さんに「生きる励みにして欲しい」と、草山宮司が干支の石像の制作を依頼。以来毎年一つずつ作り続け、今年で5年を迎えた。
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