秦野 教育
公開日:2018.03.23
子どもの”笑顔”糧に4年目
大根小 地域ボランティアの活動
大根小学校(江原広美校長)の花壇で花の手入れをする3人組。子どもたちや教諭と明るく声を掛け合いながら作業するのは”大根小地域ボランティア”の3人だ。八代玲子さん、露木房子さんが2014年度に立ち上げ、翌年度から堀内伸江さんも加わり、3人で月に1回、大根小の花壇の手入れや窓拭き、トイレ清掃など、行き届かない校内の細かい作業をボランティアで請け負っている。
「地域に恩返しができれば、と露木さんを誘ったの」と八代さんは話す。子どもたちに喜んでもらいたい、と南矢名在住の2人が大根小の江原校長に相談したところ「ぜひ」という声をもらい、女性目線の手伝いを開始。その後、在校生の保護者として2人の活動を見ていた堀内さんが趣旨に賛同し手伝い始めたという。
2017年3月からは校内の水田地で休耕期間を利用し、”花育”をめざして花文字づくりを開始。地元商店会の協力を得ながら花を植えたところ、子どもたちも喜んでくれたという。現在は正門を入ると、通路沿いにパンジーで「大根小」の花文字が描かれている。
江原校長は「進んでボランティアに来てくれることが嬉しい。心強いの一言」と話す。堀内さんは「子どもの卒業後も学校に関われるのが嬉しく、子どものためにもなる」と話し、露木さんも「綺麗になった、ありがとう、と喜んでもらえるのが嬉しい」と微笑む。
子どもたちの笑顔をエネルギーに続けてきた活動。立ち上げ当初「10年続けよう」と話していた折り返しの年も近づく。八代さんは「子どもたちの声を聞いているとワクワクする。協力してくれるところもいっぱいあるし、子どもたちを地域で見守っていきたい」と目を輝かせた。
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