秦野 人物風土記
公開日:2018.11.09
絵画サークルCrazy Pumpkinの代表を務める
久保寺 こずえさん
市内在住 60歳
「支えられて、今がある」
○…「子どもたちの家族もたくさん支えてくださり、素敵な絵が仕上がってきている」。北矢名の東名高速道路高架下トンネルを明るい雰囲気にするため、絵画サークルCrazy Pumpkinが壁面を絵で彩っている。同サークルは、秦野市を中心に小・中学生や障害を持つ人たちに絵画指導を行っており、現在23人の生徒が通う。「お互いに声を掛けあい、助け合ってくれていて、いろんな成長が感じられる」と穏やかに話した。
○…クレイジーに盛り上がって、かぼちゃが料理や飾りにも使われるように自分たちの多様な可能性をみつけよう。そんな意味が込められたサークル名は、中高生たちが中心になって考えた。かつて本町小・中学校の支援級の介助員として勤め、いじめに悩む子や自信を持てない子たちを目の当たりにしてきた。初めは近所の子どもたちに向けて立ち上げた同サークルで、居場所になればと障害のある子どもの受け入れも開始。「皆いい子でかわいい。自由に表現できる場所であり続けたい」と真剣な眼差しで話した。
○…器用な手先を生かして、今月行われる息子の結婚式のためにウェルカムボードとリングピローを手作り。「息子の幼稚園の先生が自分も携わらせてほしいと言ってくれて」とウェルカムボードは一緒に作り上げた。近所との関わりが密で、皆が親であり、子であったという。「息子がおばさんネットワーク恐いって」とその繋がりは強固だ。現在もその繋がった糸を大切にその輪が広がっていっている。
○…「忘己利他(もうこりた)」が好きな言葉。己を忘れて他のために尽くすことを意味する。「私は、たくさんの人に支えられて今までやってこられている。自分が皆さんのためにできることがあればしていきたい」と目を細めた。
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