自ら立ち上げたBamboo Project Japan代表を務める 関口 修さん 渋沢在住 43歳
夢は「秦野の竹でまちおこし」
○…竹を中心とした自然素材で、イベントを飾るオブジェなどの制作をしている。2月14日から21日まで東京ドームで開催された「世界らん展2020」の会場で、大手園芸会社とコラボレーションして、ワークショップの会場となる竹のパーゴラの制作を手掛けた。プロジェクトの立ち上げは2006年。これまでも毎年8月に開催される「秦野市平和の日」の事業の一つとして開催されている「ピースキャンドルナイト」の会場を飾るオブジェを担う。「竹は粘りがあってしかも強い。自然素材の良さが詰まっている」と、その魅力を楽しそうに話す。
○…音楽好きが集まって楽しむ際に竹を組んでブースを造ったのがきっかけ。もともと塗装を生業としていて足場を組む作業に慣れていた。創作活動を続ける中訪れたバリ島で、竹を構造材とした大型の建築物に衝撃を受けた。竹のポテンシャルをまざまざと見せつけられたと同時に、底知れぬ創作意欲が湧いた。今回のパーゴラも、バリ島の建物からインスパイアされたものだ。
○…今夢中になっているのが植物。シダ系植物や塊根植物がお気に入り。「ビカクシダ」や「アデニウム」を育てることをこよなく愛する。スノーボードやサーフィンが趣味で、かつて国内外の雪山に籠って、アルバイトしながらスノボに興じたほど入れ込んだという。今では4人の子どもに囲まれる良き父親。「一番下の6歳の子どもが竹を割いたりするんだよね」としみじみ。
○…実用的で常設できるものを作って設置していきたいという。将来工房を作って市民に開放するのが夢。「ものづくりの楽しさを知ってほしい。秦野の竹でまちおこしできたら最高」と、少年のように瞳が輝いた。
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