意見広告・議会報告
3月定例会議会報告 すべてを優先させることはすべてを中途半端にすること 秦野市議会議員 伊藤 大輔
■一般会計予算について
【反対討論】理由は実質単年度収支が8年連続での赤字が予想されるから
3年連続赤字なら要注意といわれる中で8年連続(H25年〜R2年)での赤字は県内他市と比べて明らかに異常。
秦野市は赤字団体?黒字団体?どの数字を見ればそれがわかるのか。普通は実質収支(歳入―歳出―翌年度に繰り越すべき財源)までしかみない。しかし、実質収支には前年度からの繰越金が含まれているので厳密な意味での収支ではない。
そこで「この一年間にどれだけの黒字または赤字を増やしたのか」をみるのが単年度収支。そのやりくりを示すのが実質単年度収支。平成29年度の秦野市の単年度収支は8億円。積立金取崩し額は20億円。実質単年度収支は8―20でマイナス12億円となる。つまり、表面上は黒字に見えても実際には積立金を取崩して黒字を出している。その額(H25年〜H30年)約74億円。その主な理由は、図参照。
全部を否定するつもりはない。しかし、これらのハード事業を一つでもやめて例えば「農」の担い手不足の問題などへ予算を充てることはできなかったのか?昔と違って財源は限られている。
市長の施政方針演説。正直、一体いくつ目標があるのか多すぎてわからない。しかし市長はそれを「選択」と「集中」と呼んでいた。「選択」は覚悟のある選択でなければ意味がないし「集中」は限られた財源の集中。
今回の予算案。空き家対策費用81万円。これで空き家バンク制度なんてできるわけがない。市長の「5つの誓い」にもある4駅のにぎわい。1駅でも「にぎわいました」という状態を本当に作れるのか?「すべてを優先させることは、すべてを中途半端にすること」と同じ。そんなの、予算をバラまいただけです。
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