秦野警察署(井原義春署長)はこのほど3人に感謝状の贈呈を行った。
4月27日には詐欺被害を未然に防いだとして、秦野交通株式会社のドライバー・渡辺靖江さんとファミリーマート鈴木秦野西田原店の鈴木昇店長に感謝状を贈呈した。2人は、曽屋在住の80代男性が架空請求の被害に遭うのを防いだもの。
男性は使用している携帯電話に届いた料金の未払いメールを見てメールに書かれた連絡先に電話したところ、コンビニで支払いをするよう指示されたという。犯人の指示通りにタクシーで銀行へ行き出金したが、タクシーを運転していた渡辺さんは車中での電話の内容や世間話などから詐欺を疑ったという。
その後、ファミリーマートに移動したが、マネーカードの購入について男性から説明を求められた鈴木店長も不審に思い、警察に相談することを勧めた。渡辺さんと鈴木店長の2人で男性を説得し、警察署へ連れていったところ詐欺だとわかったという。鈴木店長は「一度警察に相談してからでも遅くはない、と説得しました。被害を防げて良かった」と話す。渡辺さんも「会社の研修で詐欺の手口などを聞いていた。阻止できてほっとしている」と述べた。
また、5月8日には朝日新聞サービスアンカー秦野店の鶴田育史(なるちか)さんに、人命保護に対する貢献で感謝状を贈呈した。
鶴田さんは朝刊の新聞配達をするため午前1時40分頃に尾尻の住宅街を走っていたところ、コーヒーカップを持って夜道を歩く90代の女性を発見。様子がおかしく、話すことも要領を得なかったことから認知症を疑い、警察に通報したという。その後も警察官が来るまで女性に付き添い、無事に引き渡したことで人命の保護につながった。
「深夜に働く仕事だからこそ社会に貢献できることがある」と話す鶴田さん。これまでも高齢者の徘徊や路上での酔っ払いなどを発見して通報を行っている。「感謝状をいただき驚きましたが、お役に立ててよかった」と話した。
認知症の高齢者をその場に留めるのは簡単ではないといい、井原署長は「仕事中にかかわらず寄り添っていただいた。大変思いやりのある行動です」と感謝を述べた。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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