秦野市は２０２１年度の「市民提案型協働事業」募集を開始した。
これは市民が悩む公共的課題を市民活動団体と行政が協働して解決するもの。市民団体の新たな発想や専門性を生かした取り組みについて、市と対等な立場、双方の責任で事業を行っていく。地域の課題解決や新たな市民サービス創出を目的に募集を行っており、これまでに子育てサロンの実施や、ドローン活用事業などが進められてきた。
募集の対象となる事業は、原則単年度事業（継続でも最長３年）。新規性又は発展性が高い、市内で実施される又は市民が受益者となる公益的な事業であることなどに該当している必要があり、親睦や営利目的などの事業は対象とならない。
提案可能な団体は、まちづくり活動に取り組む市民の団体で市民活動団体やボランティア団体、特定非営利活動法人、自治会、ＰＴＡ、子ども会など。市民活動を行っている区域が秦野市内にあることや提案時において１年以上継続して市民活動を行っており、今後も継続する見込みがあることなどの要件を満たしている必要がある。
応募は必要事項を記入した所定の用紙を市役所市民活動支援課に直接持参する（要予約）。７月17日（金）締め切り。同課では書類の不備による再提出が必要になることもあるため、応募しようとする事業が対象であるかの確認や申請書類の書き方等について事前に相談するよう呼び掛けている。
応募後のスケジュールは、７月下旬から８月下旬に事業説明・事業担当課との意見交換会が行われ、８月下旬から９月中旬に意見交換結果確認書の提出、10月上旬には検討会が開催される。実施事業の採択は10月中旬頃で、その後実施に向けた協議を重ね、翌年３月に事業実施が決定する。
選考では、企画提案内容や協働の必要性、団体の実施能力、提案内容の妥当性などに基づき選考。事業費の市負担額上限は１事業１００万円が目安だが、予算査定で減額されることもある。
応募相談や問合せは同課【電話】０４６３・８２・５１１８へ。
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