先週号(10月2日号)で結果を報じた「第10回J:COM旗争奪大会」の優勝チーム「秦野ドリームス」に聞いた。
コロナ禍で少年野球大会も中止を余儀なくされ、今年初の市大会となった同大会。9月6日から21日まで、中栄信金スタジアム秦野ほか市内球場を会場に無観客で開催された。秦野市少年野球連盟主催、(株)ジェイコム湘南・神奈川 秦野・伊勢原局後援。
「過去に経験したことがない世の中の異常事態に戸惑い、抜けられないトンネルに入っているかのように時間だけが過ぎていき、焦りや無念さ、なんとも複雑な気持ちだったことは忘れもしません。特に6年生は最終学年。秦野ドリームスの選手達は、かけがえのない仲間達と大好きな野球をグラウンドでできない、悔しい思いをしながら、いつか必ず公式戦が行える日のために、指導者と約束し自らに課した自主練に毎日励んできました」とチーム関係者。時にはSNSを通じてお互いの近況を確認し、仲間との気持ちを繋いできたという。
大会は初戦から決勝までの3試合で39得点、2失点。持ち前の守備から流れを掴み、1チャンスを確実にものにする日頃の練習の成果を発揮。準決勝・決勝はしっかり投打が絡み、みごと優勝。自粛期間中に選手達自ら取り組んできたことが実を結び、選手達は大きく成長した。
優勝の喜びを「コロナで野球が出来ない時があったけど、みんなで頂点を目指してやってきたから、まずは今年初の市大会で優勝できて嬉しいです。これからも1つ1つのプレーを大切にして、ドリームス野球をやっていきます。僕達が参加できる大会は少ないけど、この仲間達と一緒に全ての大会で優勝したいです」と主将の石川健介選手。また、橋元秀彰監督は「コロナ期間を選手達で乗り越え、本当に大きく成長してくれました。これまで選手達に伝えてきた闘う気持ち”闘心”の2文字を見事発揮してくれました。6年生が試合をできる期間も限られているので、残された期間悔いの残らないように私達指導者も取り組んでいきます」と話した。準優勝は秦野トリプルアロー、3位は秦野スカイホークス、秦野カイザー。
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