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秦野 人物風土記

公開日:2020.12.04

秦野市内を中心に音楽活動を行うバンド「プレイバック'70」の代表を務める
田栗 順一さん
戸川在住 70歳

10年先も音楽届けたい

 ○…秦野市内を中心に、1960〜70年代の曲を”プレイバック演奏”するバンドのリーダー。35年間のバンド活動休止を経て、2010年にかつての仲間と活動を再開した。自身はボーカル兼12弦ギターで、メンバーは奥さんを含めて5人。「昔に戻ったような居心地の良さがある。10年後もこのメンバーで演奏できたら」と話す。

 ○…静岡県三島市出身。エレキギターとの出会いは中3のとき。友人と映画館で観た加山雄三の『エレキの若大将』の影響を受けた。「こづかいをためてギターを手に入れたときの感動は忘れられない」と懐かしむ。グループ・サウンズのコピーバンドをする”まじめな音楽好き”の青年は、沼津工業高等専門学校に進学後もその情熱を燃やし続けた。1970年にプロデビューへの登竜門「全日本ライト・ミュージック・コンテスト」の地区オーディションで入賞した。

 ○…卒業後は(株)日立製作所に就職した縁で秦野市へ。銀行などで導入されていた大型コンピューターの設計などを担当した。「新しいことに挑戦して、最先端のものを作ることが、ジャンルは違ったが音楽に通じるものがあったと思う」。

 ○…音楽活動再開のきっかけは、かつての演奏を録音したテープをデジタル化したこと。もう一度バンドをしたいと仲間に声をかけた。バンド名は「プレイバック'70」。フォークやJポップスなど幅広いジャンルをアレンジ演奏する。当初は自主公演がメインだったが、出演依頼されることが増えた。最近ではオンラインライブを企画するなど、新しい手法にも挑戦している。「生演奏もオンライン配信も違う雰囲気でそれぞれ面白さがある。今後も様々な形で音楽を届けたい」と瞳を輝かせた。

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