西小学校6年の諸星侑希さん(秦野市弥生町在住・大会時は5年生)が、3月13日・14日に東京体育館で行われた「カラテドリームフェスティバル2020全国大会」に出場し、新極真カラテ全国新人戦の組手小学5年生男子重量級で初優勝を果たした。
同フェスティバルは新極真会の新人戦と他流派も出場する全日本選手権が行われ、今年は全国から総勢1885人が参加している。諸星さんは新極真会鈴木国博道場所属選手として、フルコンタクトの組手に出場した。
諸星さんが空手を始めたのは幼稚園の時。当時通っていた厚木の幼稚園で同道場が教えていた空手教室に入った。秦野に転居した後も空手は続け、厚木道場に移籍。今は厚木道場と、3年前に開設された渋沢支部に週3回通っている。
「練習がきつい時もあるけど、勝てると楽しい」と話す諸星さん。道場以外に自宅でも稽古をしており、父の智弘さんがミット打ちに付き合ってくれているそうだ。
攻めの姿勢で前へ
全国の舞台には得意とする接近戦を武器に、気持ちで負けず前に出るスタイルで挑んだ。強敵ばかりの中、特に準決勝は苦戦を強いられたが、攻めの姿勢でミドルレンジの攻撃を繰り出す相手を自分の得意な距離に持ち込み、勝利を掴んだ。
コロナ禍で対人練習ができず、通常はついているセコンドもいないという普段と異なる環境となった今大会。試合を振り返り「最初は戸惑ったけど、すぐに慣れて練習の成果を出すことができました。優勝できて嬉しいです」と、満面の笑みを見せた。
新人戦に優勝した諸星さんは、次は他流派も参加する全日本選手権に出ることができる。新たな舞台を前に「自分の得意を伸ばすために、パンチ力を上げたい。そのためには体の使い方や筋力、足腰の強化をしないと」と意気込みを語った。
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