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秦野 社会

公開日:2021.04.02

「市民の足」継続に支援
タクシー事業者に交付金

  • 高橋正道都市部長(中央)から決定通知書を受け取った津山取締役運輸部長(左)と橋本取締役総務部長(右)

 市役所西庁舎で3月24日、秦野市地域公共交通運行継続等支援金の交付決定通知書が交付された。コミュニティタクシー事業者である株式会社愛鶴の津山義明取締役運輸部長とタクシー事業者である秦野交通株式会社の橋本良一取締役総務部長に、高橋正道都市部長が通知書を渡した。

 「市民の足」である交通事業者は、コロナ禍で利用者が大幅に減り収益確保が難しい状況が続いている。そこで秦野市では内閣府第3次補正の地方創生臨時交付金でコミュニティタクシー事業者とタクシー事業者、個人タクシー事業者に総額567万5千円を支給することを決めた。

 橋本総務部長によると2月の売上は昨年対比で5割ほど落ち込み、新型コロナの影響がなかった一昨年と比べると6〜7割減になっているという。愛鶴も同様で、各社は乗客の奪い合いにならないよう稼働台数を調整し、雇用を守りながら現状を乗り切っている。

 また、愛鶴が運行するコミュニティバス「かみちゃん号」の便数は維持しているが、乗客数は1日平均1〜2人という状態。「新型コロナ前のように、利用のピークの時間帯ですら満席になることがなくなった」と津山運輸部長は話す。

 「感染症対策や継続運行のために活用してもらい、市民の移動手段を確保してほしい」と、高橋部長。これを受け橋本総務部長は「交付金を使い、オゾンを発生する空気清浄機を各車両に導入予定です」と話した。

 交付金はコミュニティタクシー事業者に300万円、タクシー事業者3社に245万円(2万5千円/台)、個人タクシー事業者9者に22万5千円(2万5千円/台)が支給される。

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