表丹沢に登山シーズンの到来を告げる「秦野丹沢まつり」。4月18日、県立秦野戸川公園で登山安全祈願式と山開き宣言が行われた。午前9時から始まった祈願式は神職による神事につづき、高橋昌和市長、今井実市議会議長、佐野友保秦野商工会議所会頭、神倉寛明県議、加藤剛県議ら列席者12人が一人ずつ玉串奉奠を行い、登山者の安全を祈願した。
祈願式に続く山開き宣言は高橋市長により行われた。高橋市長は「本来であれば丹沢に春のおとずれを告げる秦野丹沢まつりの開催を予定しておりましたが、いまだ、新型感染症の終息のめどがたたず、健康と安全を第一に考え、残念ではありますが、昨年につづきまつりの中止を決定しました。しかし、この丹沢には年間70万人を超える登山者が訪れています。その登山者の安全を願い、安全祈願式を執り行うこととしました。丹沢は日本百名山のひとつ。丹沢をこよなく愛し、この丹沢から日本全国に向けて山開きを宣言したいと思います。多くの魅力をひめるこの丹沢、この魅力を全国に発信するために秦野市では表丹沢魅力づくり構想を昨年策定しました。表丹沢一帯にある様々な資源を磨き、つなぎ、ふれることで、市民の皆様に表丹沢に愛着と誇りを持っていただき、市外の方には第二のふるさととして関係性を深めていただけるよう取り組みを続けています。都心から近い山岳里山アクティビティの聖地として、全国屈指の“森林観光都市はだの”をめざしていくので皆様方のお力添えをお願いします」とあいさつした。
その後は遭難者慰霊祭も行われた。秦野丹沢まつりはコロナ感染症の拡大防止のため、昨年につづいて今年も集客を伴うイベントなどは中止となっている。
記念バッジ2500個配布
2021年表丹沢山開き記念バッジはヤビツ峠レストハウス、YAMACAFE(県立秦野戸川公園内)、鶴巻温泉弘法の里湯、名水はだの富士見の湯、西商店会連合会(協力店舗)、鶴巻商店会連合会(協力店舗)、丹沢山小屋組合(協力山小屋)の利用者に配布されている。配布個数は2500個。なくなり次第終了となる。
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